人生を豊かにする自己理解の重要性

自己理解とは、過去の経験から培ってきた価値観や言動のクセ、長所短所といった自分のパーソナリティに対する理解に加えて、出来事に対する心情の変化に気付いたり、自分の状態を客観視できる状態で,いくつかの手段により自分の気質,性格,ある種のタイプ,価値観,考え方,態度・行動などを深く知り,それを自分自身が納得して受け止めている状態のことである。

たとえば「自分の好きなこと」や「自分の性格」や「自分の思考のクセ」などのどこか一側面だけでなく、それらを全て含めた自分という存在そのものを知ることが自己理解ということですね。

自己理解を深めるためには、自己分析、感情の理解、周囲の人々からのフィードバック、自分自身に問いかけることが有効な方法です

自己理解を深めるメリット

自己制御が上手くなる
自己理解を深めれば内省の機会が増えるため、自分の感情が変化しやすいきっかけや環境が把握できるようになります。

例えばトラブルがあり、極度の落ち込みや緊張、怒りを感じたとしても、自己理解が深まっている状態であれば、自分がどのような感情であるか瞬時に把握しやすくなり、冷静さが保てます。また自己理解は自分を客観視すること(セルフモニタリング)によって深まるため、沸き起こった感情から起こりうる行動が、他者にとって好ましいか否かを判断しやすくなるので、結果的に自己制御が上手くなるのです。

よりよい意思決定ができるようになる
キャリアを含む人生において「よりよい意思決定」とは、優しい・心配性などの気質(パーソナリティ)に合った環境で自分の長所を活かせる状況など「自分の特性・理想に合った選択」だと言えるでしょう。

自己理解が深まっていれば、パーソナリティや自分の長所・短所の理解度が高いので、自分の気質を尊重しながら働ける環境や長所を強みに活躍できる職種を絞り込みやすくなります。また自己理解を深める過程で他者からのフィードバックも得ている場合が多いので、絞り込んだ選択肢の中から客観的に自分に合った選択ができる傾向があります。

また環境に応じて柔軟に自分を変化させながらキャリアを構築するプロティアン・キャリアに必要な要素の1つ「アイデンティティ(自分が認識する自分)の確立」は自己理解が深く関わっています。自己理解を深めると、変化する環境に合わせながら自分の適性・才能や価値観に合ったキャリア選択もしやすくなるのです。

他者への影響力を高められる

ここまで解説してきたように、自己理解は自分の気質や長所・短所を否定せずに働ける環境を見つけたい場合や、人生をより良くするために役立ちます。

さらに自己理解によって得られた知識や自己管理力は自分のためだけではなく、他者のためにも役立つと言われています。自己理解を深める中で他者から自分がどのように見えているか考えるようになるため、意識が自分の内面だけではなく他者にも向くように変化するからです。

この結果、他者への共感力や他者の考えを傾聴するヒアリング力も向上するため、様々なシーンにおいて関係者との繋がりや影響力も深められるのです。

そこで、自己理解を深めるにあたりキャリア・コンサルティングの柱の一つは「クライエント自身が、自分自身を理解するよう支援すること」があります。

自分と環境との関係では、クライエントが自分の生活上のさまざまな役割、生活の場、遭遇する出来事などをどのように意味づけているか、その意味づけの仕方を知っているか、自分を束縛したり障害となりうる、個人的・環境的な事柄について考察させることや、クライアントが用いている意思決定の様式について考察することがあります。

自己理解を深めたい方、是非キャリアコンサルティングご検討ください。